こんにちは。サーバサイドエンジニアの伊藤です。
Enigmo Advent Calendar 2019 、21日目の記事です。
先週末の12月14日(土)、平成Ruby会議01 に登壇し、「Play with Ruby」という題で発表してきました。
タイトルからはわかりにくいのですが、parse.y
をライブコーディングで操作し、雑な感じに右代入を実装するという話です。
TL;DR
とっても楽しかったです。
内容
RubyKaigi2019 で聴いた
「Play with local vars」by Tatsuhiro Ujihisa/@ujm
のトークに影響を受けて、右代入を実装した話です。
詳しくはこちらのスライドを御覧ください。
発表に至るまで
実は今回が初めての人前での発表でした。
2019 年中に人前で発表することが1つの目標だったので、とりあえず CfP*1 を出してみました。
CfP を出した時からずーっと気が休まる暇がなかったように思います。CfP が採択されるまでは心のどこかで却下されることを祈っていましたし、採択されてからは発表当日インフルエンザにでもなってくれないかと思っていたほどです。。。
結果的には有難いことに採択され、幸運なことにインフルエンザにもならず、2019 年中に人前で発表するという目標を達成することができました。
ちなみに、CfP を提出した時点では parse.y
をまともに読んだこともありませんでした。右代入の具体的な実装などは皆目見当がついておりませんでした。完全な勢いです。。。
CfP Advent Calendar 2019 というものを発見しましたので、 CfP の内容はこちらに公開してあります。
こちらを見ていただけるとわかると思うのですが、右代入を実装することはこの時点で決めていました。
ただ、右代入の実装方法が思いつかない最悪のケースが頭をよぎり、チキリにチキリきった結果、発表のタイトルを「Play with right-assignment」ではなく「Play with Ruby」としてしまいました。
わかりにくいタイトルになってしまいすみませんでした。。。
平成Ruby会議01 当日
トークセッション
いろいろな角度からの発表があり、とても刺激的でした。正直、自分の発表のことで頭がいっぱいで、全体の半分くらいしか発表を見ることはできませんでした。。。
聴講だけで、もう一度参加したいくらいです。
個人的に1番印象に残っているのは、金子さんのキーノート「What is expected?」です。 内容はパーサーの話でした。ちょうど1ヶ月前に聞きたかったです。かなり深いところまで解説されていて、理解できなかったところもありました。時間を見つけて復習したいと思います。
発表
さて、自分の発表ですがみなさまのおかげで全体的にはスムーズに進めることができたかなと思っております。
今回初めてライブコーディングにも挑戦しました。
スライドのメモ確認のために敢えてミラーリングしてなかったのですが、スクリーンの角度が急すぎてエディターが何も見えないというハプニングが発生しました。 さらには、ライブコーディング中の1番緊張していたタイミングで、 Siri が起動するという奇跡的なトラブルにも見舞われました。
(今年1番 、いや人生の中で1番 Siri に怒りを覚えました。)
そんなトラブルもありましたが、発表を聴きに来てくださった方々が暖かく見守ってくださったお陰でなんとか最後まで辿り着くことができました。 ありがとうございました。
懇親会
懇親会では Ruby や Rails のコミッタさんやコントリビュータさんから、 OSS との関わり方や RubyKaigi の裏話など貴重なお話を伺うことができました。
また、キーノートスピーカーの金子さんからは、右代入の実装に関して具体的なアドバイスをいただきました。 今回いただいたアドバイスをもとに、また Play したいと思います。
最後に
運営・スポンサー・参加者の皆さん、ありがとうございました。
みなさまのおかげで素敵な1日を過ごすことができました。
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