こんにちは。
エニグモ採用担当の戸井です。
普段は中途採用や採用広報を担当していますが、主にエンジニア採用を担当している関係で、エンジニア組織の「Developer Relations(DevRel)チーム」にも所属しています。
DevRelチームはエンジニア組織のアウトプット促進や勉強会の運営やイベントサポートなどを行っており、その一環としてアドベントカレンダーの運営にも携わっています。
この記事では昨年実施したアドベントカレンダー全体の振り返りと、運営の取り組みについて紹介します。
アドベントカレンダーとは?
元々は、クリスマスまでの日数をカウントダウンするために使われるカレンダーで、12月1日からはじまり、25個ある「窓」を毎日1つずつ開けて中に入っている小さなお菓子やプレゼントを楽しむものです。
その慣習から、12月1日から25日まで毎日ブログ記事を公開するイベントとして、特にWeb業界やエンジニア界隈で広く親しまれています。
2025年のエニグモアドベントカレンダーはこちらです。
https://qiita.com/advent-calendar/2025/enigmo
2025年アドベントカレンダー全体の振り返り
エニグモのアドベントカレンダーは2018年よりスタートし、2025年で開催8回目となりました。
当初はエンジニア・テック系職種を中心とした取り組みでしたが、2022年からは全社イベントとして、職種問わず誰でも参加できる形で運営しています。
参加メンバーの傾向
2025年も、エンジニアを中心にさまざまな職種のメンバーが参加しました。

(内訳)
【エンジニア職種】
サーバーサイドエンジニア、インフラエンジニア、データエンジニア、検索エンジニア、データサイエンティストなど
【ビジネス職種】
マーケティング、データアナリスト、UI/UXデザイナー、管理部門など
技術系職種を中心としつつも、データ・デザイン・コーポレートなど、複数の部門から参加があり、職種横断でのアウトプットの場となりました。
また、参加回数の観点では、初めて参加するメンバーが全体の約4割を占めていました。
一方で、複数回参加しているメンバーや皆勤賞のメンバーもおり、継続的にアウトプットの場として活用されている点も特徴です。
アドベントカレンダーを一年間の振り返りやナレッジの棚卸しの機会として活用しているメンバーも多いです。
記事のテーマ・カテゴリ
記事のカテゴリーを以下の4つに分類し、集計を行いました。
・技術発信
・プロジェクト紹介
・組織・カルチャー
・入社エントリ・自己紹介
2025年は、技術発信の記事が全体の多くを占めており、エンジニアリングに関する知見の共有が中心となりました。
他にも組織やカルチャー、プロジェクト紹介、入社エントリ・自己紹介といったテーマの記事も投稿されています。
技術に限らず、個人の経験や組織の取り組みなど、多様な切り口での発信が行われたことも特徴です。
「Advent Calendar Award」受賞記事
「Advent Calendar Award」はエニグモのアドベントカレンダーをさらに盛り上げるために実施しており、特に多く読まれた記事を表彰しています。
2025年の受賞記事は以下の通りです。
6位 アジャイルは会社ごとに別物。でも、あるあるは共通だった(BUYMA TRAVEL Webエンジニア)
5位:ローコードAIツールDifyをエンジニアが使ったら?コードブロックでハマった7つの落とし穴(データサイエンティスト)
4位:エニグモのオンボーディング:他部署体験プログラムを紹介します!(採用・採用広報担当)
3位:人事からデータアナリストへ。社内公募で兼務し始めて3ヶ月の振り返り(人事兼データアナリスト)
2位:AWSにおけるコスト削減の考え方(インフラエンジニア)
1位:Ruby on Rails アプリのパフォーマンス最適化10選(バックエンドエンジニア)
運営の取り組み
アドベントカレンダーの運営では、キックオフの実施タイミングや日々のリマインド、ガイドライン整備、執筆・レビューの進め方など、運営に関わる各プロセスを毎年アップデートしています。
また、当社のメイン事業である海外ファッションEC「BUYMA」では、年末に向けた大型セールや需要の高まりにより、12月は特にサイトへのアクセスや取引が増える時期です。
それに伴い、エンジニア側でも重要なリリースや対応が重なるタイミングとなります。
そのため、アドベントカレンダーも参加メンバー・運営側の双方にとって、無理なく継続できるよう運営を設計しています。
ここでは、こうした背景を踏まえつつ、今年特に注力した取り組みについて紹介します。
ここ2〜3年で入社したメンバーの中には、アドベントカレンダーへの参加経験がない方や、テックブログ執筆が初めての方も一定数いました。
そのため、「初めてでも参加しやすい状態をつくること」を意識しました。
具体的には、エニグモで初めてテックブログを書く方向けに、記事のテーマの考え方や執筆の進め方を解説するレクチャー会を実施しました。
レクチャー会では、以下のような内容を扱いました。
- 記事を書く目的の共有
- テーマの考え方
- 記事の構成や書き方

テーマ決定から情報整理、構成作成、リード文やタイトル作成までの流れをステップごとに分解し、「どのように記事を組み立てていくのか」をイメージできるようにしています。
また、ワークショップ形式を取り入れ、参加者がチームに分かれてテーマの検討や構成作成に取り組みながら、相談やディスカッションを行う時間を設けました。
ワークの中では、
* どのようなテーマを選んだか
* テーマ設定で悩んだポイント
* 書こうとしている内容や構成
* 書く中で詰まりそうな点
などを共有しながら進めてもらいました。
最後には全体でテーマや悩みを共有する時間も設け、他のメンバーの視点に触れることで、「自分の経験も記事になる」という実感につながるよう設計しました。
また、全体向けのレクチャーに加え、特に入社間もないメンバーに対しては個別に声がけを行い、テーマ設定や執筆の進め方についてフォローを行いました。
ショートミーティングを実施し、これまでの業務や担当プロジェクトを振り返りながら、その中にある技術的な工夫や、入社直後だからこそ気づけた改善点などをテーマとして言語化するサポートを行いました。
運営を通じた振り返り
今回は、例年の運営フローをベースにしながらも、初めて参加するメンバーへのサポートを強化したことが特徴でした。
その結果、新たに参加したメンバーが増えたことは、運営面でも大きな収穫だったと考えています。
レクチャー会に参加したものの、今回のアドベントカレンダーには参加できなかったメンバーも、「自分の経験でも記事を書けそう」「いつか書いてみたい」と感じるきっかけになっていれば、次回以降の参加につながる土台にはなっていると考えています。
アドベントカレンダーは年に一度の期間限定イベントではありますが、こうした毎年の積み重ねが、継続的なアウトプット文化を広げる大きなきっかけになると感じました。
また、今回の運用を通じて、いくつか改善したいポイントもあります。
まず、公開前のレビューが一部のメンバーに集中する場面がありました。
今後は、レビュー観点を整理したテンプレートの整備や、AIを活用したレビュー支援なども検討し、よりスムーズに進められる体制を整えていきたいと考えています。
また、アドベントカレンダーに限らず、継続的に発信しやすい状態をつくることも重要だと感じています。
そのため現在は、日常的なアウトプットを促進する仕組みづくりにも取り組んでいます。
さいごに
2025年もエニグモのアドベントカレンダーは、無事25日完走することができました。
従来の運営フローをベースにしつつ、初めて執筆するメンバーへのサポートを強化したことで、新しい参加の広がりにもつながりました。
今後も、より継続的に情報発信しやすい運営を目指していきます。
これからのエニグモ開発者ブログの発信を、ぜひご覧いただけると嬉しいです。



