こんにちは、データマーケター?の嘉松です。
データ活用推進室というチーム(1人なう)で、MAツールの導入から運用といったCRMの推進と、データ活用の推進や業務を効率化するためのツール作成など、現場に近い立ち位置で業務を行っています。
背景
社内のG Suiteが、Businessにアップグレードされたことで、App Makerを無料で利用することができるようになった。
目的
無料で利用できるApp Makerを使わないのはもったいない。
もったいないおばけが出る前に、
- App Maker、どんな感じで使えるのか?
- そのためには、どんなスキルセットが必要か?
を、そこはかとなく捉えること。
Google App Maker とは
App MakerはGoogleが提供するとっても簡単にWebアプリケーションを開発することができるプラットフォーム。
ドラッグ&ドロップなどの操作で、Web上にフォームやテーブルなどのインターフェース、データベースを作ることで、Webアプリケーションとして公開することができる。
「非エンジニア職のビジネスマンにとってITスキルを磨く超ステキなきっかけの一つになるだろう」との意見も。
App MakerのベースはGoogle Apps Script(GAS)
App Makerの特徴
HTML&CSSの知識が不要
ドラッグ&ドロップでページとUIを簡単に作れる。
Googleサービスとの連携
App MakerはベースはGASなので、様々なGoogleサービスとガッツリ連携可能。
データベースの作成が簡単
本格的なデータベースをクリックベースでGoogleドライブまたはGCP内に作成できる。
無料で強固なサーバーに設置できる
G Suite Business以上のユーザーであれば追加料金なしで利用可能。
サーバーの準備は全く不要。
App Makerの入り口
App Maker HOME
Google Developers
アプリ、作ってみた
作ったアプリ
ランニング計算機
1キロのペース(○分○秒)を入力すると、フルマラソンの完走タイムを計算してくれるアプリ。
作った感想
- テキストボックス、ボタン、ラベルなどの作成は、パーツ(Widgets)から作りたいパーツを選んで配置するだけ(ドラックアンドドロップ)なので、スーパー簡単。
パーツの一覧
- 処理、このアプリの場合はボタンを押した時の計算処理は、下のようなウィンドウ内のエディタにGASで記載する。このエディタの使いっぷりが良くない。ウィンドウ、小さいし。
- UIの見栄え(デザイン)は、基本的には最小限の変更しかできない。ガッツリ見栄えを良くしたいなら、CSSを使えばできる。
まとめ
- G Suite Businessで無料で使えるApp Maker、どんなものかと触ってみた。
- UIの作成は、パーツの一覧からドラック&ドロップするだけなので超簡単。
- 実行したい処理はGASで記述が必要なので、普通にプログラミングが必要。
- UIの見栄えのカスタマイズは最小限。その範囲だと結構ショボい。CSSでリッチにできるけど、そうすると本末転倒か?
- App Makerは、G SuiteのBasicからBusinessにアップグレードすることで利用できる数少ないサービス。
- Googleさんもきっと力を入れて、より一層使いやすくなってくると思う。
- ということで、今後の進化に期待!!
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