Redashがバージョンアップ(v4)して便利になったこと

エニグモ データ活用推進室 @kmt47 です。 この記事はEnigmo Advent Calendar 2018の6日目です。

概要

redashがv4にバージョンしました。 redash v4の新機能を紹介します。 上手に新機能を使って、redash作成を効率化していきましょう!

クエリ(レポート(表、グラフ))

数値の表示形式(フォーマット)をredashで設定できるようになった(便利度:★★★★★(MAX))

これまでは、SQLで行っていた(面倒な)表示形式の変換を、redashの設定で可能となりました。

これまでは、文字列変換(CONVERT)や、文字置換(REPLACE)を駆使して金額の12,000.00の「.00」の除去や、 YoYなどにパーセンテージ(%)の付加を行って表示形式を整形していましたが、v4ではredashの設定で可能です。

手順

・「Table」画面の左下にある「Edit Visualization」をクリック   ※ 自分が編集できる(自分が作ったor編集権限のある)クエリの場合に「Edit Visualization」が表示されます。  ⇒ 「Visualization Editor」が表示されます

・表示形式を変更したい項目の「Number format」を変更(数値項目のデフォルト値は「0,0.00」)

「0.0」に変更することで、小数点以下が除去され「12,000」のように表示されます。 ※ 表示形式を変えると、右側の表示の形式も瞬時に変更されますので、確認ができます。

YoYのようなパーセントの項目の場合は、「0.0%」に変えることで、「123.4%」のように表示されます。 ※ パーセンテージの場合の元の値は、100を掛ける必要はない(100掛けちゃダメ)

表示形式は、以下のURLを参照してください。 http://numeraljs.com/

項目を非表示にできるようになった(便利度:★★★★)

v4以前はSQLから項目を削除する必要があったが、SQLには残したまま、redash上で非表示にできるようなった。

表(Table)では表示させたくないが、グラフでは使いたい、といった場合も、クエリを分ける必要がなく、 1つのクエリで実現できるようになった。(開発生産性、運用保守性が格段にあがりますね!)

手順

・「Table」画面の左下にある「Edit Visualization」をクリック

・非表示にしたい項目の項目名にあるチェックボックスからチェックを外す

項目の表示順を変更できるようになった(便利度:★★)

項目の表示順をSQLの変更なしに、redashで変更できるようになりました。

手順

・「Table」画面の左下にある「Edit Visualization」をクリック

・順番を変更したい項目をクリックして、移動したい場所に持っていきます。

項目の表示を右寄せ、中央寄せ(?)、右寄せの設定が可能になった(便利度:★★)

v4以前は、数値でも、文字列でも、なんでも右寄せでしたが(なので特に数値は読みずらかった)、 項目ごとに変更できるようになりました。

手順

・「Table」画面の左下にある「Edit Visualization」をクリック

・項目名の下にあるボタンで切り替える(説明が雑ですが、見れば分かると思います。)

表に表示する件数を変更できるようになった(便利度:★★★)

これまでは15件(?)だった表示件数を変更できるようになりました。

手順

・「Table」画面の左下にある「Edit Visualization」をクリック

・「Visuralization Name」の下の「Grid」をクリック

・「items per page」で表示したい件数を選択  ※ いまいま5, 10, 15, 20, 25から選択可能   (1か月の日数分表示するために50とか欲しいなぁ)

ダッシュボード

クエリの追加・削除・レイアウト変更の方法が変更

ダッシュボードにクエリ(表やグラフ)を追加・削除・レイアウト変更する方法が変更になりました。

手順

ダッシュボードの右上の「・・・」をクリック

・「Edit」をクリック

クエリの追加

・画面右下の「Add Widget」をクリック

・追加したクエリを選択  ※ v4以前で選択できた、表示サイズ(幅)は、ここでは選択できなくなりました。    追加した後にサイズを調整できるように変更となりました。

クエリの削除

・削除したいクエリの右上の「×」をクリック

クエリのレイアウト変更

・移動したいクエリを選択して、マウスで移動したい場所まで移動

クエリのサイズのバリエーションが増えた(便利度:★★★)

v4以前は、通常(画面の幅の半分)と2倍(画面の幅の全部)のみ選択できました。 v4になって、新たに画面の1/3のサイズにすることができるようになりました。

手順

ダッシュボードの右上の「・・・」をクリック

・「Edit」をクリック

・サイズを変更したいクエリを選んで、クエリの枠にカーソルを置くと、カーソルが「⇔」に変わるので、クリックしてサイズを変更します。(説明が雑ですが、やれば分かります。)

クエリの高さが変更できるようになった(便利度:★★★★)

上記と似てますが、幅だけではなく、v4から新たに高さを自由に変更することができるようになりました。

手順

ダッシュボードの右上の「・・・」をクリック

・「Edit」をクリック

・高さを変更したいクエリを選んで、クエリの枠にカーソルを置くと、カーソルが「↕」に変わるので、クリックしてサイズを変更します。(説明が雑ですが、やれば分かります。)