エンジニアインタビュー 第5回 伊藤明大さん編

エニグモBUYMA の中のひとを知ってもらおうと、エンジニアへのインタビューをしてみました。
第5回は、2018年2月入社の検索エンジニア、伊藤明大(通称:めーだい)さんです。

インタビュアー
小澤:2011年4月入社。部長。
伊藤翔:2018年5月入社。新卒2年目。

interview01

職種は?

伊藤翔(以下、翔):
明大さんのポジションは、検索エンジニアですか? Webエンジニアですか?

伊藤明大(以下、明大):
検索エンジニアですかね、わかんないけど(笑)
Webエンジニアってのもよくわからないけど、検索をメインでやっているエンジニアですね。

前職は?

翔:
前職ではどんなことをやられていたんですか?

明大:
前職はSolrやElasticSearchを使った検索だけをやってました。
そのまえはFastっていう製品を使っていましたが、それからOSSに置き換えようという話になってSolrやElasticSearchを利用するようになりました。

翔:
大学卒業してからはずっとエンジニアをやられているんですか?

明大:
前職は2社目で、その前は新卒でSIerに入社してそこに10年ぐらいいました。

翔:
その時も検索を担当されていたんですか?

明大:
全然やってないです。どちらかというとインフラよりで、サーバーをラックに載せたり、ケーブル配線もしてました(笑)
本当になんでも屋みたいな感じでした。

小澤:
開発もしてたんですか?

明大:
開発は開発部隊が別にいたのでほとんどやってないです。お客さんと開発部隊の間を取り持つ窓口みたいな立場ですね。

小澤:
いわゆる「SE」ですね。

interview07

明大:
そうです、まさに「SE」でしたね。
開発部隊が作ったものをお客さんの環境にインストールするわけですよ。それようのツール作ったりとか、手順書を作ったりとか。
いまからは想像できないような作業内容ですね。
お客さんの環境で作業するときは、1人がオペレーター・作業するひとで、1人が手順書読み上げと、、、

小澤、翔:
読み上げ!!

翔:
読み上げっていうのはただ手順を読むんですか?

明大:
そう(笑)
基本的にはコピペ作業なんだけど、コピペしたことが手順書とあっているよね、っていう確認をして、その人が確認して「OK」っていったらオペレーターが「Enter」していいっていう手順ですね。
1年に2回しかリリース作業がないのですが、そこまでやる?っていう作業をしていました。

翔:
それを10年間やってたんですか?

明大:
そうなんだけど、6年目ぐらいかな、あまり進歩ないなと思って別のところを希望したんですよ。そしたらもっとひどい環境でした。
リリース間際のプロジェクトに開発のスペシャリストがくるっていう触れ込みで配属されてしまい、お客さんが期待していろいろ質問してくるんですが全くわからない。
これは地獄だと(笑)。ということで、もとの環境がよく見えて(笑)、戻って3年ぐらい過ごしました。
まあでもやっぱり違うなと思ってWeb業界に転職しました。

翔:
転職したときは検索に携わりたいと考えていたんですか?

明大:
いや全然(笑)
一番は自社サービスを持っている会社を希望していました。
それは1社目で感じたしがらみ、たとえばサーバーを導入するのもいいと思ったものじゃなくて会社が売りたいものを売る必要があるんですよ。
自社サービスだと自分でスペックも価格も考えていいものを選べるだろうなと考えました。
それと、1社目もWeb関連がやりたいと希望してできる部署に配属してもらいました。ですが、仕事がなさすぎて(笑)
配属されて5,6ヶ月仕事がなくて自習していました。そしたら別のところから仕事あるよって話がきたのでそこに行きました。

翔:
1回目の転職ではどういうことをするか決まって入社したんですか?

明大:
もともとは検索というよりはデータ、ビックデータが流行り始めた時期でやりたいなと思っていました。
それでHadoopとかを運用している部署で、そこに検索のチームもありました。それで入ったんですが、検索を担当している人が少なかったので自分が担当することになりました。
自分が希望して検索ってことではないです。それでもやったことがなかったのでやってみたかったです。

interview02

エニグモへの転職について

翔:
2社目からエニグモへ転職されたときの考えはなにかありますか?

明大:
2社目では検索しかできなくて飽きていました。それと、複数のサービスを持っている会社でしたが、各サービスからくる検索案件をさばくだけで終わっていたので、自分からこうしたいってことができていませんでした。
次はサービスに入り込んでサービス提案もできるようなところ、それと服が好きなのでファッションのサービスがいいなと思っていました。

翔:
たしかに、明大さんおしゃれですよね。

明大:
え、(笑)
ありがとう。

翔:
小澤さんと2大ファッショニスタ的な存在と思っていました(笑)

明大:
え、そうなの(笑)

小澤:
私も「服好きですよね」って聞くだけ聞いたことがありますね。
「調子乗って俺より上にでるんじゃねーぞ」って意味でね(笑)

入社後の印象

翔:
入社後の会社の印象はどうでしたか?

明大:
すごく自由だなと思いましたね。いい意味でね。あとはみんな若いなと思いましたね。
前の会社もエンジニアが依頼してくる部署なので、エンジニア以外と働くことがほとんどなくて、エンジニア以外が近くにいるっていうのが新鮮でしたね。
なんかいいなって(笑)

翔:
入社してからの一番の思い出は何ですか?

明大:
開発合宿かなぁ。
開発合宿が初めてでしたし。

翔:
え、そうなんですか。Web業界ってどこも合宿やっているイメージでしたけど。。。

明大:
前の会社はなかったですね。やっているところが発信しているだけですからね。
普段の業務で関わらないエンジニアと関われたし、なによりリフレッシュになりました(笑)

翔:
他の部署の人を含めて合宿やりたいなって明大さんが言っていたと聞いたんですが本当ですか?

明大:
そうですね。ブレストするだけとかの合宿、たとえば経営層で合宿やりましたとかたまにありますけど、そういうのをエンジニア以外も含めてやっても面白いかなと思って言いました。

翔:
なるほど、検討します。

明大:
え!翔くんが仕切るの(笑)

翔:
決裁権はないですけど、提案はできるかなと(笑)
ちなみに業務で思い出に残っているものはありますか?

明大:
業務だと、直近でやっていた検索システムの更改ですかね。
アーキテクチャーからやり直して、6ヶ月ぐらいやって最近リリースできました。
エニグモに入って一番でかくて、やりきったなと。

翔:
やりきったって、大丈夫ですか?(笑)

小澤:
燃え尽きたんじゃなく?(笑)

明大:
そういうわけじゃないです(笑)
当初やりたいと思っていたことを妥協なくやりきりました、という意味です(笑)

interview03

入社後に変わったこと

翔:
エニグモに入ってから変わったことはありますか?

明大:
もともとはスケジュール管理をしっかりしてたんですけど、そんなにやらなくなりました。
良いとも悪いとも思ってないですが、振り返ると変わったなぁと思います。

翔:
スケジュール管理しなくなったと聞くと悪いことに思いますがどうですか?

明大:
なぜかというと、締切りの決まっている作業をほとんどやらなくなったからですね。
先程の検索システム更改は出品リストのリプレイスと一緒にやったので期限は決まっていましたが、それ以外はいつまでってほとんどないですね。

現在取り組んでいる業務

翔:
直近は何をされているのでしょうか?

明大:
検索システムリプレイスが一旦落ち着いたので、在庫のある商品の検索をできるようにするっていう施策をやっています。

翔:
普段の業務はどういうチーム構成ですか?

明大:
ほとんど1人ですかね。
もうひとりいたこともありましたが、別のチームに移ってしまいましたし、上司の木村さんに手伝ってもらうこともありますが、基本は1人ですね。
1人でやるのはいろいろ良くないので誰かいるといいなと思っています。

翔:
一緒にやる人は検索の経験がないとだめですか。経験がなくても大丈夫ですか?

明大:
検索やってましたって人はだいぶレアだと思っているので経験は期待していないですね。
検索やりたいですって人がいればいいですけど、もともとインフラやってたけどもうクラウドの時代だからアプリよりに行きたいなって人、そういう人がSolrのようなミドルウェアから入るのが、入り口としてはよいかなと思っています。
逆に開発ばかりやっていたけどインフラへって人でも入り口としてはいいと思いますね。
間口は広いですよ(笑)

開発について

小澤:
もしかして3社あって一番プログラミングしてますか?

明大:
いま一番書いています!
前職でもAPI担当者と検索インフラって別れていたので、ツールは作っていましたけど、ゼロから検索APIを作ったのは今回初めてですね。

翔:
そうなんですか?!

明大:
既存のAPIの修正をしたりはありましたが、フレームワークから選んで開発もしてって初めてですね。
いまめちゃめちゃ成長してます(笑)

小澤:
シロウトか!(笑)
下から入ってきていま上に登っていますって感じですね。

明大:
最近は自分のことを晩成型なんだなって思っています(笑)

翔:
大器晩成ですね。僕も負けないように頑張ります。

interview07

失敗

翔:
入社後に失敗したことがあれば教えて下さい。

明大:
細かい失敗はあると思うんですが、失敗を失敗と思っていない、反省点として捉えていますね。
直近でいうと、出品リストのリプレイスで、もともとデータベースでやっていたものをSolrに乗り換えますってなったんですよ。
そうすると、Solrのインデックスを作るまでのタイムラグが絶対にあるんですが、それを伝えきれてなかったなと反省しています。

小澤:
なれている人からすると当たり前のことですからね。

明大:
そうですね。検索を長くやっていたせいで見落としてしまいましたね。

エニグモのいいところは

翔:
ではエニグモのいいところを教えて下さい。

明大:
これまでの経験を踏まえると、エンジニア以外との距離感が近いのが一番いいなと思います。
以前の職場ではエンジニア以外が普段何をしているのか全くわからなかったんです。
それがわかるようになってそこから課題感を見つけられたり、エンジニアとしてどうしたらよいかと、そういうことができるのがいい環境だなと思います。

翔:
僕は新卒として入社しているのでこれが当たり前だと感じているのですが、そうではないんですね。

明大:
恵まれてるんだよ(笑)
でも、どっちがいいかはわからないですけどね。もしかしたらエンジニアの世界だけでやりたい、ソッチのほうがいい人っていうのもいるでしょうし。
結局は本人にフィットするかどうかってことなので、いいかどうかはその人次第ですね。

翔:
逆に改善点はありますか?

明大:
入って最初に思ったのは、ドキュメントが少ないですし、メンテナンスされてないのが辛かったですね(笑)
でもそのバランスって難しい、すべて残す必要はないと思いますし、効率よく必要最低限を残したいので、整備したいなと思っていますね。
それと1人で作業することが多いので、作業上の相談、グチ(笑)を話せる人があまりいないですね。
木村さんは協力はしてくれますが一緒のタスクはやっていないですからね。

翔:
一人ぼっちなんですね(笑)

明大:
それは言い方がよくないけど、作業レベルのことって細かいことじゃないですか、それを話す相手がいないのがちょっとつらいですかね。
まあそれはエニグモ全体の話じゃなくて自分の置かれている立ち位置の話ですけどね。

翔:
話し相手が欲しいと(笑)

明大:
それはおかしいだろ!そこまで一人ぼっちじゃないよ(笑)

今後について

翔:
マネジメントとかは興味ありますか?

明大:
1社目が一番マネジメントしていました。それは管理職に上がるかどうかっていうキャリアパスしかないので、それをするしかないという環境でしたね。
それが嫌でやめたので、マネジメントと技術と半々ぐらいがいいかなと思っていますね。

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一緒に働きたいひと

翔:
どんな人と一緒に働きたいですか?

明大:
向上心のある人、立ち止まらず常に走り続けている人ですかね。自分なりの考えを持っている人がいいですね。
逆にいうと、言われたことしかできない人はいやですね。
意見のぶつかり合いがあったとして、それが言える人、そういう環境がいいと思う人がいいですね。

翔:
いろいろ新しいこととか挑戦していく人ですかね。

明大:
新しいこともそうですし、いま抱えている問題を自分で見つけて、それをどうするか考えられる人ですね。
あとは刺激しあえる関係性がいいですね。技術的なことや考え方で刺激しあえて、一緒に楽しく仕事ができる人がいいですね。

翔:
経験は関係ないですか?

明大:
経験はおまけぐらいで、やればできるでしょと思っていますね。

ヤンキー感

翔:
体育会系な感じですか?(笑)

明大:
そうじゃなくて、そういう考え方の人なら経験がなくてもやればできるでしょって、おまけぐらいに思ってます。

翔:
情熱的な感じですね。もともと体育会系ですか?

明大:
体育会系の定義がわからないけど(笑)

翔:
ずっとスポーツをやってたとか、

明大:
スポーツはずっとやってたけどね。

翔:
いやなんか、話しかけるときに「は?!」「あ?!」みたいな反応するじゃないですか(笑)

小澤:
そうですね、こわいですね(笑)

明大:
そう? 本当に?(笑)

翔:
最初話したときヤンキーなのかなと思いましたよ(笑)

interview04

小澤:
完全にヤンキー感出てますよね(笑)

明大:
いやそれ、この会社はいって初めて言われるようになったんですよ(笑)
「あ?!」とは言わないし、声が大きいだけだよ。

翔:
はじめのころは話しかけるのにビクビクしていたんですけど、最近はこれが明大さんなんだなって慣れました。 でも他のメンバーも怖いって言ってますよ(笑)

明大:
だから結局1人で作業しているから、あいつ何やっているかわかんねーし、話しかけると怖いしって印象になってるんですよ。

小澤:
でも明大さんは明確に上と下で言葉を分けますよね。それがたぶんヤンキーっぽいと思いますけどね(笑)

明大:
ハハハッ(笑)
でも僕は年上の人に敬語で話されるのがいやなんですよ。気を使ってしまうので。
なので翔くんにはタメ口で話しますし、上の人には敬語で話しますね。

小澤:
そんな上じゃないけどね(笑)

明大:
でも僕が小澤さんにタメ口だったら変じゃないですか?

小澤:
そうかなぁ(笑)

翔:
基準は年齢だけですか?

明大:
年齢と社歴かなぁ。木村さんには敬語だし、、、キャラもあるかな。たとえば山本くんにはタメ口だけど、木村さんと年齢はそんなに変わらないですしね。

応募を考えている人へのメッセージ

翔:
応募を考えている人になにかメッセージはありますか?

明大:
まずは気軽に話を聞きにきていただければいいなと思っています。
いきなり書類応募、面接って重たいじゃないですか。話聞きたいなっていうのでいいと思いますね。カジュアルな感じでいいと思います。

新人にアドバイス

翔:
毎回聞いているんですが、新人、主に私になにかアドバイスいただけますか?

明大:
新人にかぁ。最初は浅く広くやってみて、楽しいと思うことがあったらそれを深めてみるのがいいかなと思います。
いまの所属はあるけど、ある程度したら別のことをやってみて、たとえばインフラでも、検索でもいいですし、別のことやらせてくださいってやってみるといいと思いますよ。
やれとは言わないですけどね(笑)

翔:
ミドルウェアはいいかもしれないですね。

明大:
検索やる?

小澤:
でも怖いからね。伊藤くんビビってんじゃん(笑)

翔:
子鹿のように震えてます(笑)

趣味

翔:
趣味の話をしたいんですが、明大さんよくランニングされていますよね。

明大:
ランニングは、趣味っていうよりは健康のためかな。走ってて楽しくないですしね。
健康って、身体的な面と精神的な部分と。その2つでやっています。

翔:
?! 精神的なって、やっぱり体育会系な発想ですね(笑)

明大:
そんなことないよ。運動して汗かくが一番のストレス発散だと感じていますね。

翔:
あー、ストレス発散ですか。鍛錬なのかなと思いました(笑)

明大:
修行じゃないよ。

翔:
フットサルもやりますよね。

明大:
フットサルも趣味だったけど最近全然やらないですね。
趣味は、、スノーボードですね。昔からずっとやっていて、子供が生まれてから2,3年やれてなかったんですけど去年からまた行き始めてスノーボード熱が熱くなってますね。

翔:
出身が雪国なんでしたっけ?

明大:
生まれは静岡で幼稚園までいて、小学校からはずっと神奈川です。
スノーボードが盛んなところに住んでいたわけではないです。

翔:
Androidっぽい時計をつけていますが、ガジェットも好きですか?

明大:
これはランニング用に買ったアマズフィットっていうブランドで、日本では売ってなくて買ったんですが失敗したと思ってますけどね。
でもランニング用にはあまり使えなくてファームウェアアップデートを待ってますね(笑)
ランニング以外は良くて睡眠の質や健康状態がわかったり、ライフトラッキングに良いツールかなと思ってます。

小澤:
Apple Watch買えばいいんじゃないかと思いますけどね(笑)

翔:
はい、ではこんなところですかね。ありがとうございました!

明大:
ありがとうございました!

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