データアナリストが転職活動で求めたこと

こんにちは、データアナリストの田中里澄です。
エニグモではデータ活用推進室という部署に所属しており、主に他部署が行った施策の効果検証を担当しています。

私は2020年11月にエニグモに入社したので、今回はその転職活動の中でどうして今の職を選んだのか、また入社後どのような仕事をしているのかを紹介できればと思います。
前職はライブ配信サービスを運営している会社で、同じくデータアナリストとして働いていました。
転職理由について前職に対してネガティブなことは一切なく(むしろ今も大好きな会社です)、今の自分は別の会社で経験を積んだ方がいいと判断したためです。

なぜこの内容を書くのか?

理由は社外の方向けと社内の方向けでそれぞれあります。

  • 社外の方にはデータアナリストの転職活動の参考にしてもらいたいため

  • 社内の方にはまだ入社して日が浅い私の自己紹介になるためです。転職活動だけでなく、自分がどんな仕事をできるか/したいかについても書いています。

そもそもデータアナリストとは?

ここであくまで自分の考えにはなりますが、データアナリストとはどんな仕事をするのか?を説明します。
読んでくださっている方に知っていただきたいですし、私が転職活動をしたときにも実際に自分の中で整理しました。
その整理のおかげで、無数にある求人(特にデータ〇〇という職種は最近多い)の中でピックアップする際や、面接時に自分がしたいことを説明する際に役立ちました。

データアナリストがどんな仕事をするのかを一言で表すと、「意思決定に必要な情報/インサイトを提供する仕事」だと思っています。
データを分析する仕事じゃないの?という意見もあるかもしれませんが、分析はあくまで手段であり意思決定をすることが目的だと考えているのでこのような書き方をしました。
もしかするとコンサルという職種でイメージされる仕事に近いかもしれません。(余談ですが、思考法を勉強するためにコンサル向けの本を読むこともあります)
逆にいうと、こういった仕事をする人のことを「データアナリスト」と定義している会社が多いとも言えます。(本質的にはこちらが正しいかもしれません)

どんな会社を求めていたのか?

上記で書いたデータアナリストとしての仕事ができることはもちろんですが、さらにそれを具体化した自分のしたい仕事について2点、またそれに関連した仕事の環境について2点合わせて4点求めていることがありました。

どんな意思決定に携わりたいのか

意思決定にも長期的な経営に関するものや日々のオペレーションに関するものなど色々な種類があります。
その中でも私はプロダクトの改善に関する意思決定に携わりたいと考えていました。
なぜならユーザーに喜んでもらえることに直結して実感しやすく、また分析するなかで人がどんな考えで行動するのかを垣間見ることができるためです。

どんなデータを分析するのか

データは大きく分けると定量と定性の2種類に分けることができますが私はその両方を用いて分析したいと考えていました。
特に定量的なデータだけを扱うことが求められる場合もありますが、ユーザーの行動理由を知るためにはそれだけでは分からないことがたくさんあるためです。

他の職種(特に意思決定者)との連携が取りやすい

上の方で書いていたデータアナリストの仕事内容を遂行するためには他の職種の方との連携が大切です。
その中でも特に最終的に意思決定をする方との連携がとても大事だと考えていました。
分析をする前にはどんなことが分かれば意思決定ができるかを摺り合わせ、分析後にはそこで分かったことを共有し議論することで意思決定に付き添うためです。

分析をするためのデータ基盤が整っているか

整っているという言葉が曖昧ですが、例外はあれど日々の分析をする際の前処理やデータの準備に自分の持っているスキル以上のことを求められないことが基準でした。
もちろん後々はデータ基盤の構築などのスキルも伸ばしていきたいのですが、それをすぐに求められて本当にやりたいことに時間が使えないのはしんどいので求める要件に入っていました。

実際に入社してみて感じたこと

最終的にエニグモ社に決めた理由としては、上記の求めていることを全て満たせていると選考中や内定をいただいた後の面談で感じたからです。
ここでは入ってみて実際に感じたことを紹介します。

  • 分析結果を共有する際に、集計結果だけでなく考察やネクストアクションも求められまた歓迎されていい。
  • 求めていた意思決定者との連携について、非常に取りやすいので分析の方針を立てやすい。
  • データ分析基盤について、基本的に必要なデータがBQにあって扱いやすい。ただし、それぞれのテーブルの定義などがわからないところやGAのデータについての扱い方を調べる必要があったりと、データはあるが扱い方は聞いたり調べたりが必要なので、今後入ってくる方のためにまだまだ整える余地がある。

入ってからどんな仕事をしているか

主に2種類の施策の振り返りとアプリの分析方針を立てる仕事をしています。

施策についてはどちらも私が入社する少し前から始めていたもので、毎月改善を加えてやっていこうという前提のものでした。
なので振り返りでどんな数字を見るのか?というところから任せてもらい、翌月の改善点の提案を出すところまで行っています。

アプリの分析方針については、私が入社するまでは売上というKGIを追いつつ、KPIとして何を追うべきかについて試行錯誤をしていたという状況です。
そこで今後追うべきKPIについて決める仕事を担っており、今は私の提案を元に議論しています。

総じていうと、現在自分のしたいと思っていた仕事ができており今後もまだまだやりたいことが溢れています。
コロナ禍で入社後のコミュニケーションは以前と比較すると難しいなとは感じておりますが、より一層迅速で納得感のある意思決定に貢献できるように日々の業務に努めていければと思っています。


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